廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A1-8-P
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A1 ごみ発生・排出抑制
環境・状況的要因による河川でのポイ捨て抑制に向けた取り組みの効果測定
*森 康浩中俣 友子
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抄録

本研究では、海ごみの原因となる河川付近に排出されるごみの発生抑制の対策を講じて、その効果を検証した。ポイ捨て抑制の働きかけとして特定の個人に対して河川付近でポイ捨てをしないように働きかけを実施するのではなく、環境・状況的な要因を用いて、ごみのポイ捨て抑制を試みた。岡山県津山市宮川流域と三重県四日市市天白川流域の2カ所で効果検証を行った。手続きとして、ベースラインを測定し(5週間)、草刈りを行い(5週間)、それぞれの地域の特徴を踏まえて、効果的であると推測できる働きかけ(LEDライトの設置、花壇の設置、子供の絵画の設置など)をそれぞれ行い(5週間)、ポイ捨ての量を測定した。その結果、草刈りを行う事でベースラインよりもポイ捨てが減ることが示された。さらに、それぞれの地域で取り組みを行う事で、ポイ捨ての量が減少することが示された。

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© 2020 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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