主催: 一般社団法人廃棄物資源循環学会
会議名: 第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
回次: 31
開催地: Web開催 北海道大学工学部
開催日: 2020/09/16 - 2020/09/18
本研究では、鳥取県中部地域を対象に、南但クリーンセンターのように小規模でも発電ができるごみ焼却施設・バイオガス化複合施設を想定し、南但クリーンセンターの実際の稼働データを用いて、単純焼却とごみ焼却施設・バイオガス化複合施設において、電気量、エネルギー収支、CO2排出量とコストを比較し、鳥取県中部地域へのごみ焼却施設・バイオガス化複合施設の導入ポテンシャルを分析した。
試算により、単純焼却施設と比べ、年間約4,973,615kWhの電気量が省ける。ライフサイクルエネルギーに換算すると、年間約46,801,708 MJ、ライフサイクルCO2排出量に換算すると、年間約2,586 ton-CO2が省ける。また、単純焼却の場合、買電するため年間約0.94億円がかかる一方、FIT制度により、バイオガス化施設による発電は年間約1.26億円の売電収入が得られる。両者の差は2.2億円もある。