廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: D4-4-O
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D4 発電・熱利用
鳥取県におけるごみ焼却・バイオガス化複合施設の導入ポテンシャル分析
*金 相烈黄 子超
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抄録

本研究では、鳥取県中部地域を対象に、南但クリーンセンターのように小規模でも発電ができるごみ焼却施設・バイオガス化複合施設を想定し、南但クリーンセンターの実際の稼働データを用いて、単純焼却とごみ焼却施設・バイオガス化複合施設において、電気量、エネルギー収支、CO2排出量とコストを比較し、鳥取県中部地域へのごみ焼却施設・バイオガス化複合施設の導入ポテンシャルを分析した。

試算により、単純焼却施設と比べ、年間約4,973,615kWhの電気量が省ける。ライフサイクルエネルギーに換算すると、年間約46,801,708 MJ、ライフサイクルCO2排出量に換算すると、年間約2,586 ton-CO2が省ける。また、単純焼却の場合、買電するため年間約0.94億円がかかる一方、FIT制度により、バイオガス化施設による発電は年間約1.26億円の売電収入が得られる。両者の差は2.2億円もある。

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© 2020 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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