廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: F1-4-O
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F1 有害性化合物・金属
金属ナトリウム分散体法による短鎖塩素化パラフィン類の無害化処理: スケールアップ試験の評価
*藤森 崇小倉 正裕江口 哲史寺田 彩乃高岡 昌輝
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抄録

金属ナトリウム分散体法は、金属ナトリウム(Na)の微粒子を油中に分散した金属Na分散体により有機塩素化合物を脱塩素化し、無害化する技術である。短鎖塩素化パラフィン類(SCCPs)は、主に金属加工油剤やプラスチックやゴムの難燃剤として使用されてきたが、近年、POPs条約において附属書A(廃絶)の対象となり、今後その適切な無害化処理が要求される。本研究では、比較的低温で、かつ、水素供与体により反応過程における重合副生物の生成を抑制できる金属Na分散体法である「SP法」によるSCCPs処理のスケールアップ試験を実施し、同法による処理効果を評価した。

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© 2020 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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