廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: F1-3-O
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F1 有害性化合物・金属
HCl(g)とCl2(g)を分別定量する方法
*渡辺 信久
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キーワード: HCl, Cl2, 塩素
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抄録

廃棄物燃焼における塩素の挙動について、塩化水素ガスの発生、金属塩化物の生成、dioxins類等の有機塩素化合物の生成など多く研究されてきた。これらの現象は「塩素化(chlorination)」であり、その活性すなわち仮想的なCl2分圧の議論に帰着する。にもかかわらず、Cl2の検出例が少ない理由は検出法の困難さにある。この研究では米国EPA Method 26Aを基にCl2(g)と還元剤の接触後の滞留時間を延長して、filterでmistも併せて捕集する方法を開発した。HCl(g)とCl2(g)を別々に発生させて適用したところ、分別定量が可能であることが明らかとなった。

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© 2020 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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