廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
セッションID: A5-8-W
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A5 住民意識・環境教育
水銀に対する嫌悪感に関する研究(その2):2つの定量化手法での比較
*高橋 史武
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キーワード: 水銀, 嫌悪感, 定量評価
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抄録

水銀に関する水俣条約の発効に伴い、使用後に回収された余剰水銀を環境安全に埋立処分する必要性がある。水銀の安定化処理施設や長期保管施設などは住民合意を得ることに大きな困難性が予想され、水銀への嫌悪感がそれに寄与する可能性がある。そこで、水銀に対してどのくらい強い嫌悪感を人々が有しているか、一対比較法での異なる二つの方法(Thurstoneの方法およびScheffeの方法)を用いて定量的に評価し、比較検討した。両手法ともに水銀は放射性廃棄物の次に嫌悪感が大きいことを示した。また、両手法で定量化された嫌悪感を比較したところ良い一致を示し、定量化した嫌悪感が一定の信頼性を有することが示された。

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© 2020 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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