太陽電池モジュールの適正なリユース・リサイクルを行うために、使用済み太陽電池モジュールの品質を評価し発電性能を把握することが重要となる。発電性能の評価方法のひとつであるEL評価において、コスト面、品質面から少ない撮影回数で全体像を得られることが望ましい。今回、撮影された1枚のEL画像に対しデジタル的に画素セルの分割、複製、フィルタリングを施すことで高精細な画像を得ることができた。これにより元画像では判別できなかったマイクロクラックや、出力の低下による色調(輝度)の変化を確認することが容易となり、これまで必要とされていた複数の機材や複雑なシステムに依存しない検査方法を提示することができた。