M&M材料力学カンファレンス
Online ISSN : 2424-2845
セッションID: OS0619
会議情報
OS0619 マグネシウム合金AZ80及びAZ61押出し材の低サイクル疲労挙動(OS06-05 材料強度の発現機構,OS06 微視構造を有する材料の変形と破壊(3))
塩澤 和章上梨 智弘村井 勉高橋 泰
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
マグネシウム合金押出し材の全ひずみ制御低サイクル疲労試験を室温・大気中で行い,疲労変形挙動について検討した.疲労過程中のヒステリシスループは引張側と圧縮側で非対称となる特異な形状となり,圧縮負荷中における双晶の形成とその後の除荷・引張過程における双晶の回復によるものであることが示唆された.Ramberg-Osgoodモデルによってヒステリシスループの形状を予測したが実験結果との対応は不十分であり,疲労変形に及ぼす双晶の寄与が大きい.また,疲労寿命はヒステリシス・エネルギーを基に推定可能であることを示した.
著者関連情報
© 2008 一般社団法人 日本機械学会
前の記事 次の記事
feedback
Top