生産システム部門講演会講演論文集
Online ISSN : 2424-3108
セッションID: 205
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シミュレーションによる最適在庫水準決定アルゴリズムの性能評価に関する研究
(データ間の不整合が解の精度へ及ぼす影響について)
田村 隆善
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抄録

多段階生産・在庫システムは多くの在庫点をもつ。それら各在庫点での最適在庫水準を理論とシミュレーションによって決定する比較的シンプルな最適化法が提案されている。この最適化法は、各在庫点において許容品切れ率を設定し、シミュレーションを行って得られた在庫量の度数分布を用いて、各在庫点での最適な在庫水準をローカルに調整する方法である。しかし、現実には許容品切れ率、単位保管費用、単位品切れ費用の間の関係を理論的に検討することなく使用されている。本研究では、許容品切れ率、単位保管費用、単位品切れ費用の間に理論的整合性がない場合の問題点を考察し、数値実験を行ってアルゴリズム使用上の留意点を示す。

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© 2016 一般社団法人 日本機械学会
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