抄録
日常生活でのウエアラブルセンサ情報を用いる医師への報告支援システムを開発した。このシステムは, リハビリテーション中の患者が自宅における日常生活状況を医師に報告することを支援する機能の実現を目的としており, 脈拍・呼吸・加速度・部屋の各情報を長時間計測可能な「ウエアラブルセンサ部」と, データを解析し患者に行動内容の記入を促す「行動把握支援部」とから構成される。センサを実際に装着して長時間計測実験を行い, センサ精度と解析アルゴリズムを検証し, 本システムが行動の思い出しの手助けとなる可能性を示した。