抄録
インピーダンス制御を用いた人間とロボットの協調作業では, 人間や外部環境側の剛性が高くなると, ロボットや人間の遅れなどの影響により, システムが不安定になり, 作業の遂行が困難になっていた。本研究では, インピーダンス特性のうちの粘性を, 人間の手先特性の状況に応じて逐次利用する可変インピーダンス制御法の提案を行い, 従来の問題を解決した。実験では, 人間がロボットとともにスプーンを把持することで協調して口まで食べ物を運ぶ作業を行い, 提案制御法により, 円滑な協調作業が行えることを示した。