抄録
位置情報やその時系列データとしての移動軌跡など, センサーから得られる情報を時空間資源として一括管理するとともに, これらの情報を用いて時空間推論を行うエージェントを実装する。時空間資源を人間の認知構造とデジタルリソースの両側面から取り扱うことで, これまでのトポロジーや記号のみでは扱うことのできなかった推論を可能とする。また, これらの数値レベルの時空間推論の結果を, 認知レベルで有意な情報へと変換し, 他のエージェントに提供することで, 時空間資源を人間にとってわかりやすい形式で操作可能とする。この基礎として, スケーラビリティを考慮した時空間推論とその情報提示手法について述べる。