日本重症心身障害学会誌
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Print ISSN : 1343-1439
一般演題
O-1-D06 超・準超重症児者における体重・BMI変化と体調不良の関係について
春川 香織大山 奈緒美小笠原 明美小林 恵理香青柳 徳和影山 隆司小西 徹
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2014 年 39 巻 2 号 p. 250

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抄録
はじめに 超および準超重症児者では様々な要因・合併症等により体重増加不良を呈するケースが多い。当園NSTは今学会においてBMIが15以下のケースは栄養に関する問題だけでなく体調不良につながる可能性が高いことを報告してきた。今回、様々な要因の治療・処置をすることでBMIの上昇を認めたケースにおいて、体調が改善するまでの経過をまとめ、体調の変化と体重・BMIの関係について検討した。 対象および方法 体調が不安定な時期にBMIが15以下で、各種要因に対する治療・処置をした後にBMIの上昇を認めた8例、男性6、女性2、を対象とした。年齢は19〜38歳、平均28.5で、BMIの最低値は9.51〜13.22、平均11.12、である。体重・BMIと体調不良の頻度(発熱日数、輸液管理日数、抗生剤使用日数)を経時的に比較検討した。 結果 経過観察中に、栄養ルートの変更(経鼻経管に移行3名、胃瘻1名・腸瘻造設2名)、気管切開4名・喉頭気管分離1名、呼吸器管理2名、薬剤調整3名・カロリーアップ2名等が実施されていた。それに伴いBMIはいずれのケースでも徐々に上昇し、7名ではBMIが13以上となった。それに伴い感染症や消化器障害にたいする点滴実施や抗生剤使用の日数が明らかに減少した。当然のことながら各種要因の治療・処置で体調が安定したことも考えられるが、BMI上昇は治療後少し期間をおいて起こるケースが多く、栄養面の改善も体調安定には必須の条件であると思われた。 結語 体調が不安定になる要因には摂食障害、異常筋緊張亢進、消化器障害、感染等と様々であり、極度に低いBMIは体調の維持に大きな影響を与える(悪循環の形成)。今回の調査では、要因と思われるいずれかを改善することは当然であるが、同時にBMI 13以上を目安にして体重増加を図ることが体調の安定につながることが示唆された。
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© 2014 日本重症心身障害学会
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