日本重症心身障害学会誌
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O-2-B27 当園における重症児(者)に対するRufinamideの使用経験
小松原 孝夫藤井 美恵子小柳 依巳子影山 隆司吉川 秀人小西 徹
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2014 年 39 巻 2 号 p. 258

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抄録
はじめに Rufinamide(RFN)は、2013年3月より本邦において発売承認された新規抗てんかん薬であり、他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないLennox-Gastaut症候群(LGS)における強直発作および脱力発作に対する抗てんかん薬との併用療法を適応とする。今回、当園における重症児(者)に対するRFNの短期使用経験についてまとめたので報告する。 対象と方法 登園に通院・入所中の重症児(者)で、RFNを投与したLGS8症例(男7例、女1例)を対象とした。大島分類1が3例、2が1例、5以下が4例であった。投与開始後3カ月時点(副作用による内服中止例は、最終内服時点)の有効性と安全性について、カルテ記載を元に後方視的に検討した。投与方法は添付文書に準じて開始し、2日毎に最大量まで漸増した。続行が困難な有害事象発現時は投薬を中止した。有効性の評価は、RFN投与開始前6カ月間と投与開始後3カ月時点を比較した発作消失率から検討した。75%以上の発作減少を認めたものを「著効」、75%未満50%以上の減少を「有効」、50%未満の減少は「不変」、発作頻度が増加した場合は「悪化」とした。 結果 てんかん発病平均年齢は2歳9カ月(3カ月−12歳2カ月)、RFN開始平均年齢は21歳4カ月(5歳6カ月−36歳9カ月)であった。全体での有効性は、著効2例(25%)、有効2例(25%)、無効4例(50%)であり、悪化例はなかった。副作用としては、2例で嘔吐、1例で活気低下を認め、そのうち2例(25%)で投薬を中止した。 考察 重症児(者)におけるRFNの投与について、短期評価ではあるが既報と同程度の高い有効率を示した。今後、長期的使用における有効性や安全性についてさらなる検討が必要である。本学会では、現在新規にRFN導入中の2例を加えた計10症例について報告する。
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© 2014 日本重症心身障害学会
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