日本重症心身障害学会誌
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P-1-E09 腹膜透析をしている重症心身障害児の、日中一時支援に向けての取り組み
小川 俊枝花田 泰子長澤 和代井本 早苗
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2014 年 39 巻 2 号 p. 289

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抄録
はじめに 今回、腹膜透析を行っている重症心身障害児の、日中一時支援に向けて、勉強会、実技講習会を行い、日中一時支援の間に腹膜透析を行うに至るまでの過程をまとめたので報告する。 患者紹介 Aさん、10代。3歳4カ月時、末期腎不全に至り、CAPD(continuous ambulatory peritoneal dialysis;連続携行式腹膜透析)療法が導入された。主に訓練を受けた母親が在宅で腹膜透析を行っている。 経過 導入前の準備として、腹膜透析概論とシステムについて医師の講義を受け、某医療機器メーカーの患者担当者による実技講習会を開催した。その後、医師同席のもと、母親に腹膜透析を実施してもらった。 結果 腹膜透析を行ったのは13日、延べ21回であった。日中一時支援受け入れ時に腹膜透析を行ったのは9日、体調不良等で日中一時支援の利用はせず、腹膜透析のみを行ったのは4日であった。 医師は初日から3日目まで毎回同席したが、4日目以降は、診察後の腹膜透析に同席し、2回目の腹膜透析は看護師のみで行った。 母親は初日から3日目までは毎回同席したが、手技に慣れてきた4日目、5日目の2回目の同席はなく、それ以降母親は診察後に帰宅した。 考察 腹膜透析をしている重症児の日中一時支援に向けて、事前に勉強会参加や、実技講習会などを受けたことで、腹膜透析についての知識・技術を習得することができた。また、医師・母親の同席は、手技の確認ができ、職員の自信につながった。 母親は、特殊な医療である腹膜透析をしている児は、支援を受けることは難しいと思っていたと考えられる。しかし、今回の利用で、腹膜透析をしていても日中一時支援が受けられるという安心感をえられ、母親の時間的・精神的余裕につながった。
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© 2014 日本重症心身障害学会
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