日本重症心身障害学会誌
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Print ISSN : 1343-1439
一般演題
P-1-G13 仮死蘇生後脳症で緊張の強い児へのアプローチ
−脱感作・抱っこを取り入れた取り組み−
佐藤 すみ子
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2014 年 39 巻 2 号 p. 312

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抄録
はじめに A氏は、入院当初より身体に触れるだけで強い筋緊張があり、これは原始反射残存によるもので改善は難しいと言われていた。しかし、2年前よりスキンシップ目的で週2回の抱っこを取り入れたところ、筋緊張が軽減していると実感した。そこで、A氏の筋緊張は、スキンシップ不足による接触過敏も原因になっているのではないかと考え、脱感作と毎日の抱っこを実施した。 研究目的 毎日脱感作と抱っこを行うことで筋緊張が軽減する。 研究方法 1.研究期間:2013年6月〜8月 2.研究対象:A氏 女児 8歳 病名 仮死蘇生後脳症 3.研究方法:事例研究 4.データ収集方法 1)毎日5:30、15:00、20:00に脱感作を実施し緊張の部位と持続時間を用紙に記載する。  2)15:00の脱感作後に抱っこを15分自室ベッド上で実施。抱っこ前後のHRを用紙に記載する。 5.データ分析方法 1)足、下腿、大腿、手、前腕、上肢、肩、 2)抱っこ前後のHRの平均値を単純比較 結果 脱感作のTTESTの結果、6月と8月の緊張持続時間の比較において、手には有意差が見られ、手以外には有意差は見られなかった。また、手の平均緊張持続時間は5.65秒から2.13減少した。抱っこ前後の、HRの平均は抱っこ後のほうがやや減少した。 考察 脱感作のTTESTの結果、手だけに有意差がみられた。手は触れられることに一番慣れやすかった部位であり、手以外の部位で有意差がでるにはもっと長い期間が必要だったのかもしれない。また、抱っこ後のHRの減少や抱っこ時の身体に緊張がないことから、抱っこによるスキンシップは緊張の緩和につながっているのではないかと考える。 結論 毎日脱感作と抱っこを行うことで、明らかに筋緊張が軽減するということは実証できなかった。
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© 2014 日本重症心身障害学会
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