日本栄養・食糧学会誌
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特定保健用食品の利用実態調査
千葉 剛佐藤 陽子中西 朋子横谷 馨倫狩野 照誉鈴木 祥菜梅垣 敬三
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2014 年 67 巻 4 号 p. 177-184

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抄録
特定保健用食品 (特保) は食生活改善の目的として適切に利用することで効果が期待されうる。これまで, 実際の利用目的, 方法, 効果の実感などの具体的内容については明らかになっていないためアンケート調査を行った。利用目的として健康維持が多い一方で, 病気の予防・治療に用いている利用者も認められた。約4割の利用者が摂取目安量および摂取方法を知らない, もしくは守っておらず, ほとんどの利用者が効果を実感できていなかった。一方, 摂取目安量および摂取方法を守っている利用者や, 生活習慣を改善した利用者では, 効果が実感できているという結果が得られた。また, 服用している医薬品と同様の保健機能を謳った特保を利用している利用者もいた。本調査により, 特保が適切に利用されておらず, 疾病治療目的に利用されていることが明らかとなったことから, 安全かつ効果的に利用するためには, 特保の性質を利用者に認識してもらう必要性がある。
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© 2014 公益社団法人 日本栄養・食糧学会
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