抄録
1. 燻煙吸引装置を使用し, 燻煙をシリカゲル吸着物及び未吸着物とに分別し, 更にシリカゲル吸着物をメタノールにて溶出し, その溶出液を蒸溜し, 蒸溜メタノール (BP. 64~66℃) と共に出てくる物質と, 残渣物とに区分した。
2. 燻煙区分物の抗酸化作用を調べ, メタノール残渣物が最も抗酸化作用は大であった。
3. メタノール蒸溜残渣物のペーパークロマトグラフィを行ない, 8スポットを検出し, その内5スポットは標準の抗酸化剤, ナフトール, イソアミルガレイト, ハイドロキノン, PG, BHT等の発色位置と一致した。
4. ペーパークロマトグラフィで検出した5種の成分は, いずれも抗酸化作用を有する。