栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
食餌性脂肪肝に関する研究 (第4報)
食餌中のLysine, Threonine, Methionine含量と肝臓脂肪含量との関係
中村 延生蔵山田 幸二
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1968 年 21 巻 1 号 p. 28-31

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抄録
カゼイソ, 白米粉, 小麦粉をそれぞれ単一のたん白源として食餌中のアミノ酸組成 (特にLys, Thr, Met) と肝臓中の脂肪含量との関係について実験を行なった。
カゼイン, 白米粉, 小麦粉の各群の中最も良い増体量を示したのはLys, Thr, Metの含量が各々0.63~0.66%, 0.53~0.54%, 0.53~0.59%の場合でまた, Lys, Thr, Metの割合が同上の場合は肝臓の脂肪蓄積も比較的低かった。これに反しLysの含量が少し減してLys, Thr, Metの含量が各々0.40%, 0.20~0.23%, 0.53~0.59%の場合は肝臓の脂肪含量は大となる。しかしLys, Thr, Metの含量が0.63~0.66%, 0.53~0.54%, 0.19~0.23%とMetが減少した場合は肝臓脂肪は低下することが認められた。
従ってMetの含量が多くてもLys, Thrの含量を多くするかまたはMet含量を減少するかすれば肝臓脂肪含量は減少する事実が認められた。
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© 社団法人日本栄養・食糧学会
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