栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
レダクトン類の蚕の卵母細胞に及ぼす突然変異誘起作用
山下 典子, 篠原 和毅, ジャハン・ ナズマ, 鳥飼 芳秀, 土井良 宏, 大村 浩久
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1981 年 34 巻 4 号 p. 367-371

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抄録
蚕の卵色突然変異 (赤卵) 系統を用いて, レダクトン類の突然変異誘起能と, MCとの併用投与による効果の検定を行なった。
1) TR注射では1頭 (体重1.2g) あたり50~100μgの投与で突然変異誘発頻度は4~6×10-4程度で最高値であり, 投与量を1, 000μgまで増しても頻度は高くならず, またCu2+共存下でも変化はみられない。
2) AsA, ScAともにTRと同様 10-4レベルの誘発頻度でCu2+によっても高くならない。
3) MCを注射した蛹にAsA, TR, ScAおのおのを続けて注射すると, 突然変異誘発頻度に変化はないが, 変異卵中の全体変異の比率が減少した。すなわち, TR, AsA, ScAの3種のレダクトンおのおのの卵色突然変異誘起能は非常に低く, むしろMCによる突然変異誘起をある程度抑制する可能性が認められた。
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© 社団法人日本栄養・食糧学会
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