1986 年 39 巻 4 号 p. 281-287
1) 1984年10月中に, 厚生省の食品添加物調査のための加工食品を中心としたマーケットバスケット方式に従い, 各種食品を, 東京, 札幌で大手スーパーより, 東京, 大阪で中堅スーパーより, 仙台, 和歌山, 北九州で中小スーパーより, 甲府, 長野, 松江で地元小売店より購入し1人1日喫食量相当を採取し, 8食品群に分類して, 14種食品添加物を分析し, 1日摂取量を求めた。
2) 14種食品添加物の10機関の平均1日摂取量はそれぞれ, アルギン酸ナトリウム90.4mg, アルギン酸プロピレングリコール0mg, グリセリンモノステアレート46.0mg, プロピレングリコールモノステアレート0mg, ソルビタンモノステアレート0mg, ショ糖モノステアレート1.0mg, グリセリン1, 266mg, 乳酸1, 176mg, グルコン酸65.7mg, マンニット308.9mg, アンモニア173.3mg, 水溶性アナトー0mg, 銅クロロフィリン0mg, 銅クロロフィリンナトリウム0mgであった。