急性期病院の看護管理者が新人看護師による夜勤業務の遂行を可能と判断する基準を明らかにした.急性期病院に所属する教育担当副看護師長とモデルナース(7名)を対象に半構造化面接を実施し,質的帰納的に分析した.その結果,判断基準は13カテゴリーに収束し,【疾患・病態・治療を踏まえて観察・情報収集ができる】【患者の意識レベル・症状変化から正常・異常・緊急性を判断できる】【臨機応変に誰でも/適切な相手に患者や自分の状況を具体的かつタイムリーに報告・相談できる】【先輩看護師に自分の考えを含めて双方向的なコミュニケーションがとれる】【確かな知識の下で標準的/専門的な診療補助技術が実施できる】などが明らかになった.新人による夜勤業務の遂行可能性は,知識と技術力の質と,医療安全の上での報告・相談,およびコミュニケーションを軸として,日勤業務を適切に対応できる基本的な実践力を前提に判断されることが考えられた.