神経治療学
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Print ISSN : 0916-8443
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原著
MRガイド下集束超音波による片側視床破壊術を施行した本態性振戦の10例 ―有効性と安全性の短期評価―
伊藤 恒山本 一徹福武 滋亀井 徹正
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2018 年 35 巻 4 号 p. 567-570

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抄録

薬剤抵抗性の本態性振戦(essential tremor:ET)10例(男性8例,女性2例,67.1±17.5歳,全例右利き)に対してMRガイド下集束超音波(MR–guided focused ultrasound:MRgFUS)による左視床中間腹側核(ventral intermediate nucleus:Vim)破壊術を施行し,施行から6ヶ月間の有効性と安全性を検討した.治療直後から全例で右上肢の振戦が改善したが,2例で振戦が再増悪した.有害事象として,超音波照射中には頭痛や浮動感などが,照射後には右手指と顔面の感覚障害や歩行時の不安定性などが,それぞれ生じた.MRgFUSによる片側Vim破壊術は薬剤抵抗性のETに対する治療選択肢になりうると考えられたが,長期的な有効性・安全性の評価が必要である.

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© 2019 日本神経治療学会
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