2024 年 36 巻 1 号 p. 538-542
本研究では児童生徒が精神疾患になりうるリスクを抑えることを目的とし,投影法の1つである樹木画を用いてユーザの心理状態を推測し,その状態に合った心理教育を提供するシステムを作成することを最終目標とする.今回は,そのうちの樹木画を描いた結果からユーザの心理・性格傾向を示す部分を作成した.この描画システムはパソコン上でマウスを使って木の描画を行うものとなっており,木の幹,根,葉の2D オブジェクトの中から好きなオブジェクトを選んで描画し,描画を終えると性格や心理状態を推測する.提案したシステムを使用して作成された樹木をアナログで描画してもらった結果と比較する実験を行った.その結果,想定していた木を描くことができた一方で,アナログとシステムで描いた樹木画に差異が見られた.