日本口腔インプラント学会誌
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調査・統計・資料
(公社)日本口腔インプラント学会の一支部における口腔内スキャナーの普及実態および使用状況に関するアンケート調査
三冨 純一瓦井 徹本浄 学板橋 基雅山田 健太郎松沢 祐介丹谷 聖一服部 寛之藤本 善裕長谷川 健前田 大輔上林 毅
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2026 年 39 巻 2 号 p. 156-163

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抄録

目的:口腔内情報をデジタル化する口腔内スキャナー(IOS)は世界的に普及が進み,デジタルワークフローの中核を担っている.インプラント治療において,IOS は上部構造製作のみならず,埋入シミュレーションなどの診断から,埋入手術に至るまで使用されている.しかし,本邦のインプラント治療においてどの程度IOS が普及し,使用され,どのような課題が存在するかについての報告は少ない.今回,インプラント治療を行う歯科医師にIOS の使用状況に関する調査を行い,現状と今後の問題点について考察した.

概要:(一社)北海道形成歯科研究会所属の(公社)日本口腔インプラント学会会員(歯科医師260名)を対象に「口腔内スキャナーの普及実態や使用状況に関するアンケート調査」を行った.

結果:IOS の使用率は70.7%で,使用感「概ね満足」以上の回答が90.9%であり,「今後も利用していく」との回答が100%に達した.IOS の精確さについては87.5%が「信頼できる」と評価する一方,62.1%が更なる精確さの向上を期待している.特に多数歯欠損症例においては66.7%が「精確さの検証が必要」と感じていた.

結論:IOS に対する満足度は非常に高く,術者と患者双方の負担を減らすなどの恩恵をもたらしている.しかし,現時点ですべての症例をカバーすることは難しく,多数歯欠損症例への適用については更なる工夫や検証が必要と考えられる.

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