日本口腔腫瘍学会誌
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シンポジウム2:「早期口腔癌に対する新たな診断法の確立」
口腔癌の早期診断に貢献する分子生物学研究の現在(総説)
鵜澤 一弘笠松 厚志馬場 隆緒肥後 盛洋坂本 洋右小河原 克訓椎葉 正史丹沢 秀樹
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2013 年 25 巻 3 号 p. 98-107

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抄録
過去数十年の研究成果によって,がん患者の循環血液中にみられる腫瘍由来細胞(circulating tumor-derived cells: CTCs)あるいは末梢循環腫瘍由来核酸(circulating tumor-derived nucleic acids: ctNAs)が微小転移の兆候であり,それゆえ重要な予後因子であることが広く受け入れられてきた。これらは免疫細胞化学的あるいは分子生物学的分析法によって検出でき,さらに実際の患者においてもシステミックでリアルタイムなCTCs/ctNAsのモニタリングが可能となりつつある。本稿では,口腔がんにおける基礎から臨床応用へのCTCs/ctNAs研究の変遷について,われわれの最近の研究成果と併せて解説する。
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© 2013 一般社団法人 日本口腔腫瘍学会
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