日本口腔腫瘍学会誌
Online ISSN : 1884-4995
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シンポジウム4:「予防的頸部郭清術はどのような症例で有用か?」
口腔癌N0症例の治療戦略について
(センチネルリンパ節生検症例から考える予防的頸部郭清術の適応と今後の課題)
合田 啓之中城 公一日野 聡史栗林 伸行徳善 紀彦内田 大亮
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2019 年 31 巻 3 号 p. 137-142

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抄録
近年の治療法の向上にもかかわらず,約30年の間,早期口腔癌の治療成績は改善を認めていない。早期口腔癌における頸部リンパ節転移の有無は最も重要な予後因子である。それゆえに,頸部リンパ節転移の早期発見は予後の改善につながると考えられる。cN0症例における頸部マネージメントについては,経過観察もしくは予防的頸部郭清術のいずれかが選択されてきており,長年の論点となってきた。センチネルリンパ節生検は多くの領域で受け入れられている方法であり,口腔癌においては頸部郭清術の適否を判断する検査法である。本研究ではセンチネルリンパ節生検症例の同定部位,転移陽性レベル等から予防的頸部郭清術の適否について検討を行うとともに,今後の展望について述べる。
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© 2019 一般社団法人 日本口腔腫瘍学会
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