日本口腔腫瘍学会誌
Online ISSN : 1884-4995
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口腔癌術後機能障害の評価と治療
―治療: 顎補綴―
古田 勲
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1999 年 11 巻 4 号 p. 333-337

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抄録
口腔癌術後の機能障害を少なくする工夫として, 腫瘍の性格および進展範囲を正確に把握することが不可欠である。当科では, 上記診断に基づき, 術前化学放射線療法を積極的に推進し, 臨床的, 組織学的にすぐれた成果をあげている。口腔癌の中で, とくに上顎癌切除後には顎義歯の装用が必須となるが, アパタイトインプラントの応用により, 術後すみやかに補綴を行うことが可能となり, 口腔機能の改善と患者のQOLの向上が図られている。
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© 日本口腔腫瘍学会
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