日本口腔腫瘍学会誌
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他部位から口腔領域へ転移した悪性腫瘍の2症例
伊藤 竜男山田 健久林 康司藤内 祝上田 実岡崎 恭宏山田 祐敬
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キーワード: 口腔転移性腫瘍, 乳癌, 肺癌
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1995 年 7 巻 4 号 p. 363-368

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抄録

頭頸部以外に原発した悪性腫瘍が口腔領域に転移したものは比較的まれである。今回, 口腔領域に転移した悪性腫瘍の症例を2例経験したので報告した。
症例1は左頬部の腫脹を主訴に当科来院した84歳の女性である。口腟内病変部の生検の結果は腺癌であった。患者は約10年以上前に左乳房腺癌の既往を有し, 病理組織学的検討などより, 乳癌の口腟内への転移と診断した。
症例2は左頬部から顎下部にかけての腫脹と疼痛が主訴の71歳の男性である。臨床診断は下顎歯肉癌で, 生検の結果は大細胞癌であった。レントゲン, CT, 喀痰細胞診より肺の大細胞癌が疑われ, 肺癌の口腔内への転移と診断した。

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