日本小児アレルギー学会誌
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第46回日本小児アレルギー学会シンポジウム5 小児アレルギー研究の方向性を探る
食物アレルギー 経口免疫療法の今後
宇理須 厚雄成瀬 徳彦小松原 亮平田 典子鈴木 聖子安藤 仁志安 在根湯川 牧子近藤 康人柘植 郁哉山田 一惠小林 幸子木村 守
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2010 年 24 巻 1 号 p. 113-116

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抄録

食物アレルギーの経口免疫療法は積極的治療として期待されている.投与方法として少量漸増法,急速免疫療法があるが,特に後者は安全性の点でさらなる検討が必要である.安全性確保を目指した方法として舌下免疫療法,低アレルゲン化食物抗原による経口免疫療法などがある.有効性だけではなく安全性も高い免疫療法が求められる.安全な投与方法の検討やそれに用いられる抗原の開発が急務である.さらには,その機序の解明も同時に行われるべきである.

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© 2010 日本小児アレルギー学会
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