日本小児アレルギー学会誌
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手技編(診察)について
環境整備指導の実際
佐藤 一樹
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2014 年 28 巻 2 号 p. 262-266

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抄録
環境整備は,薬物療法,患者教育とともに,長期管理の根幹を担う.有効な患者整備指導を行うためには,事前に十分な計画が必要である.一例としてインストラクショナルデザインに基づき,指導計画を立てる場合,以下の手順で行う.1.指導の単元=インストラクションと前提条件の設定,2.環境因子の影響の確認,3.環境条件の確認,4.達成目標の設定,5.指導内容の設定,6.評価方法の設定の順で計画する.実際の指導は,患者・保護者に時間的余裕があり,指導を受け入れやすい,発作入院時やコントロール悪化時などの機会をとらえて行う.受動喫煙の対策,寝具のダニ対策など,多くの喘息患者に影響が大きい項目を優先的に指導する.指導の要点として,環境整備の効果が実感でき,自己効力感を高めるために,患者や保護者と伴に環境整備の効果を客観的に評価しながら,継続することが重要である.
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© 2014 日本小児アレルギー学会
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