日本小児アレルギー学会誌
Online ISSN : 1882-2738
Print ISSN : 0914-2649
ISSN-L : 0914-2649
手技編(検査)について
新生児―乳児消化管アレルギーの食物負荷試験とリンパ球刺激試験
野村 伊知郎
著者情報
ジャーナル 認証あり

2014 年 28 巻 5 号 p. 846-853

詳細
抄録
新生児―乳児消化管アレルギーは,2000年前後から急増している.食物特異的IgE抗体が病態の中心ではないため,診断は難しい.確定診断である食物負荷試験は,即時型食物アレルギーと違って,反応が遅く現れること,3週間の連続負荷をおこなわないと診断できない場合があること,ショックに対して,細胞外液のローディングを行うとともに,エピネフリンの効果は低く,副腎皮質ステロイドが高い,ことなどの注意点がある.リンパ球刺激試験は,現状で唯一信頼できるin vitroでの抗原特定法であるが,感度,特異度ともに高くはないため,責任T細胞サブセットを同定するなどして,より精度の高い検査へと改良を行う必要がある.
著者関連情報
© 2014 日本小児アレルギー学会
前の記事 次の記事
feedback
Top