【目的】乳児期より卵黄を継続摂取する食事指導がその後の卵白の早期摂取につながるか検討する.
【方法】3歳未満で卵白経口負荷試験 (OFC) を施行した児を, 鶏卵を完全除去している群 (完全除去群) と, 乳児期に卵黄のOFCを行ったあとに卵黄摂取を継続していた群 (卵黄摂取群) に分け, 卵白OFCの結果, 卵白・オボムコイド (OM) 特異的IgE値, OFC後の食事指導に違いがあるか比較した.
【結果】卵白OFC陽性率は卵黄摂取群で低く (75% vs 52%, p<0.01), OFC後に卵白除去継続となった割合も低かった (19% vs 4%, p<0.05). 完全除去群および卵黄摂取群の卵白およびOM特異的IgE値に有意差は認められなかった. また, 除去理由を鶏卵の即時型反応の既往がある群と, その他の理由による除去 (未摂取群) に分けた検討でも卵白OFC陽性率およびOFC後に除去継続となった割合は卵黄摂取群で低かった.
【結論】乳児期早期からの卵黄摂取継続により, 早い段階で卵白摂取を開始できる可能性が示唆された.