日本小児アレルギー学会誌
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総説
小児でみられるアレルギー性結膜疾患の診断と治療
三村 達哉
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2018 年 32 巻 2 号 p. 258-270

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抄録

 アレルギー性結膜疾患はⅠ型アレルギー反応による結膜の炎症性疾患である. 本総説では特に小児でみられるアレルギー性結膜疾患を中心に解説をする. アレルギー性結膜疾患はアレルギー性結膜炎 (季節性・通年性), アトピー性角結膜炎, 春季カタル, 巨大乳頭結膜炎に分類される. アトピー性角結膜炎と春季カタルは小児で重症化する疾患で, 結膜増殖を伴う. 抗アレルギー点眼薬で治療するが, 重症化した場合には免疫抑制点眼薬やステロイド点眼薬を併用する. ステロイド薬で治療する場合には副作用として眼圧上昇による緑内障の発症に注意する必要がある. 血清中および涙液中の抗原特異的IgE抗体の測定が診断に有効であるとともに, 今後の抗原特異的免疫療法への利用が期待されている.

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© 2018 日本小児アレルギー学会
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