日本小児アレルギー学会誌
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ガイドライン解説:小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2020
第5章 病態評価のための検査法
平井 康太望月 博之
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2021 年 35 巻 3 号 p. 256-261

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抄録

小児気管支喘息治療・管理ガイドライン(Japanese Pediatric Guideline for the Treatment and Management of Asthma:JPGL)2017に引き続き,「病態評価のための検査法」として,小児気管支喘息の診断と治療に必要な客観的な検査について説明している.喘息の基本的な免疫異常であるTh2型反応の評価,すなわち,血清総IgE値や末梢血好酸球数,アレルゲン特異的IgE抗体やプリックテストから,喘息の診断や重症度の評価,治療効果の判定に重要である呼吸機能検査[スパイロメトリー,強制オシレーション法(forced oscillation technique:FOT),気道過敏性検査を含む]や呼気NO測定について解説した.これらの検査の中で,スパイロメトリーが最も重要であるため,原理から測定結果の解釈,小児患者での実施上の留意点について解説を加えた.さらに,いくつかの新しい評価法についての解説も行っている.

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© 2021 日本小児アレルギー学会
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