日本小児アレルギー学会誌
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ガイドライン解説:小児のためのアトピー性皮膚炎の予防と治療の手引き
「小児のためのアトピー性皮膚炎の予防と治療の手引き~小児アトピー性皮膚炎治療・管理ガイドライン2024~」解説 I章 総論 定義・診断基準
大矢 幸弘佐伯 秀久
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2025 年 39 巻 3 号 p. 234-239

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抄録

「小児のためのアトピー性皮膚炎の予防と治療の手引き」は,乳児期早期に発症するアトピー性皮膚炎の診療に直面することの多いプライマリケア現場での活用を念頭に「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024」(ADGL)に準拠して作成された.

診断治療アルゴリズムは基本的にADGLと同じであるが寛解導入や寛解維持が困難な症例は専門医へ紹介するフローが追加されている.鑑別診断や合併症は日本皮膚科学会の診断基準を参考に小児に多い疾患や小児に特徴的な疾患を念頭に進め,早期診断を必要とする患者にはUK Working Partyの診断基準を参考にする.寛解導入は適切な強さの抗炎症外用薬を連用し,寛解維持は症例に応じてプロアクティブ療法またはリアクティブ療法を選択し,難治例には全身療法の併用も考慮し,治療の目標(症状がないかあっても軽微で日常生活の支障がなく薬物療法もあまり必要としない)の実現を目指す.

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