日本小児アレルギー学会誌
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原著
乳蛋白の分解度により見かけ上の病型が変化したnon-IgE-mediated gastrointestinal food allergiesの2例
小山 智史武知 淳美藤野 修司高橋 昭良
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2025 年 39 巻 5 号 p. 401-408

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抄録

我々は,乳蛋白の分解度により見かけ上病型が変化したと考えられたnon-IgE-mediated gastrointestinal food allergies(non-IgE-GIFAs)の2例を経験した.

症例1:完全人工乳栄養の日齢24女児.一般調製粉乳でクラスター1を疑う症状があり,高度加水分解乳に変更後症状は改善したが,生後2か月頃に血便・貧血・潜在的な低栄養を認めた.アミノ酸乳に変更し症状は改善し,生後9か月から食物経口負荷試験(OFC)を行い,寛解を確認した.

症例2:混合栄養の日齢7女児.一般調製粉乳で体重増加不良のため日齢15より高度加水分解乳に変更した.その後体重増加は改善したが血便・貧血・潜在的な低栄養を呈し,生後2か月時にアミノ酸乳に変更後症状は改善した.生後9か月からOFCを行い,寛解を確認した.

【結語】乳蛋白の抗原性の違いによりnon-IgE-GIFAsの見かけ上の病型が変化する可能性があり,慎重な経過フォローが必要である.

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