小児歯科学雑誌
Online ISSN : 2186-5078
Print ISSN : 0583-1199
ISSN-L : 0583-1199
原著
学童の定期歯科健診をささえる要因の検討
保護者の歯科保健に対する意識と学童の定期歯科健診の関連
佐藤 公子
著者情報
ジャーナル フリー

2009 年 47 巻 5 号 p. 752-759

詳細
抄録

本研究では小学校1~6 年生を持つ保護者317 名と3~6 年生237 名を対象に,学童の口腔状態と保護 者の口腔の健康に関する意識を調査し,定期歯科健診に影響を及ぼす要因の検討を行った。その結果,以下の結論を得た。1 .保護者の「関心」や「関心」を持たせる動機づけとなる「価値観」,子どもに対する歯科保健行動を通じた関わりは定期歯科健診受診を促進する要因になることが示唆された。2 .学童期には家庭での適切な健康管理とセルフケア向上に関わる学童に対する歯みがき方法,生活習慣の見直しなどが重要である。学童のセルフケアを支えるには家庭の健康管理機能を高める支援が必要であるが,保護者と学童の口腔の健康や生活状態に意識の差があることを考慮して行う必要性が示唆された。

著者関連情報
© 2009 日本小児歯科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top