小児歯科学雑誌
Online ISSN : 2186-5078
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GK -101 の病理組織学的検討
瀬尾 令士吉田 穣本川 渉平田 茂則新村 健三浜崎 三恵子谷口 邦久北村 勝也
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1981 年 19 巻 1 号 p. 22-37

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抄録
本論文は軟化象牙質を特異的, 化学的に溶解すると言われているG K - 1 0 1 液を,(I) 切削された窩洞に, (II) 更に露髄して, (III) 根端に穿孔し露髄した根部歯髄に注入して,このGK-101液の歯髄に対する影響を病理組織学的に調べようとした論文である.本研究には幼雑犬23頭を用いた.この研究の結果,GK-101液は歯髄に与える直接の悪影響は少なく,しかも回復が早いことが判明した.
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© 一般社団法人 日本小児歯科学会
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