小児歯科学雑誌
Online ISSN : 2186-5078
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咀嚼ゼリーの物性と咀嚼筋活動との関連
塩野 幸一清水 久喜小椋 正規工川 浩
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1990 年 28 巻 4 号 p. 1036-1047

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抄録
日常食品に対する咀嚼機能量を計測するためには,一口量の食品を元に測定することが望ましい.しかし,一口量の食品は大きさや硬さが種々に変化し,一定ではない.そこで,大きさや硬さが変化しても,咀嚼筋筋電図の値と高い相関を有する評価式が設定できれば,筋電図値を知らなくとも評価が可能となる.そのため一口量の咀嚼ゼリーを使用し検討したところ,硬さについて針型プランジャーを使用し,硬さを厚みで補正し,さらに体積を積算することが有効であったことから評緬式が設定できた.
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© 一般社団法人 日本小児歯科学会
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