小児歯科学雑誌
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バイタル・ブリーチングのヒト歯髄に及ぼす影響に関する臨床病理学的研究
後藤 譲治細矢 由美子
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1995 年 33 巻 3 号 p. 477-483

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抄録
近年,歯の審美性に対する関心が高まり,歯の漂白もしばしば試みられている. 30%過酸化水素水及びエチル・エーテル,そして加温による歯牙表面からのバイタル・ブリーチング(Vital Bleaching)は,歯質を切削することなく,また,抜髄等の歯髄処置なしに行える生活歯の漂白法である. しかし,本法のヒト歯髄に及ぼす影響に関する臨床病理学的報告はみられない. そこで,咬合誘導上要抜去と診断されたヒト永久歯10歯に対して本法を施し,臨床病理学的に検索し,コントロール群3歯と比較検討した.
その結果,臨床的不快症状の発現は極めて少なかった. 病理組織学的には,造歯細胞層に軽度の変化等が少数例に認められたが,歯髄内には炎症性の細胞は全く認められなかった.
以上より,過酸化水素水及びエチル・エーテルと加温による生活歯の漂白は,臨床的にもまた病理組織学的にも歯髄に対して特に為害作用を及ぼすものではないと考えられた.
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© 一般社団法人 日本小児歯科学会
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