小児歯科学雑誌
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日本人小児における Streptococcus mutans およびStreptococcus sobrinus の検出頻度と齲蝕罹患率との関係
矢野 雄一郎五十嵐 武山本 綾子井上 美津子後藤 延一佐々 龍二
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2001 年 39 巻 1 号 p. 27-34

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抄録
日本人小児16名(年齢2歳0か月~5歳5か月)のプラークから各人約100株,合計1488株のグラム陽性レンサ球菌を非選択的に分離し,その分離株からStreptococcus mutansStreptococcus sobrinusの2菌種を,菌種特異的DNAプローブを用いたハイブリダイゼーション法により同定した.各被検児ごとに分離したレンサ球菌中の両菌株数の割合(検出頻度)を計算し,齲蝕罹患率(df歯率)との関連性を調べた結果,次のことが明らかになった.
1)16名の被検児全員がS. mutansを保有していた.
2)16名の被検児中13名(81.3%)がS. sobrinusを保有していた.
3)非選択的に分離した全1488株のグラム陽性レンサ球菌のうち,S. mutansS. sobrinusの占める割合は,S. mutans10.9%,S. sobrinus 5.2%であった.両菌株の検出頻度が平均値より低い小児と高い小児に分けて齲蝕罹患率を比較すると,S. mutansでは両群に差はみられなかったが,S. sobrinus では検出頻度の高い群の方が高いdf歯率を示した.
以上の結果から,S. mutansS. sobrinusの両菌種の保有が齲蝕罹患率に影響している可能性が示唆された.
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© 一般社団法人 日本小児歯科学会
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