抄録
社会保険広島市民病院において,昭和62年から平成11年までの13年間に歯科・歯科口腔外科を受診した小児外来患者について,統計的調査を行った.また平成9年に歯科に加え歯科口腔外科が併設されたので,歯科口腔外科併設前後における傾向の変化についても検討を加えた.13年間に当院歯科・歯科口腔外科を受診した外来患者総数は26079人で,その内15歳未満の小児患者は1326人であった.男女の内訳は男児694人,女児632人となっていた.平均年齢は7 .7歳であった.治療内容を一般歯科治療のみと口腔外科的治療を要したものに分けると,その比率は1.00:1.36となっていた.院内他科および他院からの紹介患者は538人であり小児外来患者全体の40 .6%と高い割合を占めていた.
歯科口腔外科併設前後を比較すると併設前では口腔外科的治療を行ったものの割合は56 .4%であったが,併設後には62.3%を占めるまで増加していた.