小児歯科学雑誌
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中国人小児の乳歯列期の歯列・咬合不正が齲蝕発生に及ぼす影響
正常咬合群と過蓋咬合群との比較
前田 耕作, 今井 裕樹, 林 芳裕, 恩田 尚余, 藥師寺 仁, 石四 箴
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2001 年 39 巻 3 号 p. 718-723

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抄録
歯列・咬合不正と齲蝕との関連性について多くの研究がなされているが,それらのほとんどは,齲蝕が歯列・咬合に及ぼす影響に関するものであり,歯列・咬合不正が齲蝕の発現状況にどのように影響を及ぼしているかについて捉えた報告はごく僅かである.そこで今回著者らは,上海医科大学附属幼稚園の2~6歳児451名(男児232名,女児219名)について,歯列・咬合不正の発現頻度を調査するとともに正常咬合と過去の調査で発現頻度の高かった過蓋咬合とにおける齲蝕罹患状況を調査し,以下の結論を得た.
1.正常咬合が35.6%であったのに対し,歯列・咬合不正の発現頻度は,過蓋咬合が44.5% ,反対咬合が7.7%,上顎前突が6.0%,その他の不正(切端咬合,開咬および叢生)が6.2%であった.
2.一人平均dftでみた正常咬合群と過蓋咬合群別の齲蝕罹患状況は,正常咬合が3.0歯,過蓋咬合が2.3歯であった.
3.全顎を上,下顎乳前歯部および乳臼歯部の4部位に分割し,正常咬合群と過蓋咬合群とについて部位別齲蝕罹患状況を比較したところ,過蓋咬合群は正常咬合群に比べ上,下顎乳臼歯部のdft,dfsが有意に低い値を示した.
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© 一般社団法人 日本小児歯科学会
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