小児歯科学雑誌
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中国天津市小児における乳歯の形態的考察
乳臼歯の歯冠について
岩崎 浩齋藤 珠実韓 娟内山 盛嗣中山 聡園田 尚弘村上 由見子寺本 幸代小口 久雄高梨 登宮沢 裕夫矢ヶ崎 雅楊 連舉
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2002 年 40 巻 4 号 p. 715-731

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抄録

中国天津市の幼稚園歯科健診を実施し,同時に得た小児の上下顎歯列模型を基に乳臼歯歯冠形態の解剖学的観察を行い,先人の報告との比較検討を加え,以下の結論を得た。
1.咬合面型は日本人小児と中国人小児に顕著な差は認められなかった。
2.上下顎第一乳臼歯の歯帯,上顎第二乳臼歯の頬側面浮彫像,上顎第一乳臼歯のカラベリー結節,下顎第二乳臼歯の第6咬頭の出現頻度は日本人小児と中国人小児に差は認められなかった。
3.上顎第二乳臼歯および上顎第一乳臼歯の近心結節の出現頻度は中国人小児間で差は認められなかった。
4.同一歯列内の上顎第二乳臼歯のカラベリー結節の出現と上顎第一乳臼歯のカラベリー結節の出現には相関が認められた。
5.上顎第二乳臼歯の同一歯牙におけるカラベリー結節の出現とProtoconuleの出現には相関が認められた。
6.下顎第二乳臼歯の第7咬頭およびProtostylidの出現頻度は日本人小児や中国人小児では高率に認められた。

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© 一般社団法人 日本小児歯科学会
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