日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第67回(2016)
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一般研究発表(03) 体育心理学
03心−26−口−18 一流女性テニス競技者の熟達化に関する研究
deliberate practice・deliberate playの観点から
*竹村 りょうこ加藤 貴昭
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p. 115_3

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抄録

 本研究の目的は、国際大会で活躍した一流女性テニス競技者を対象にし、パフォーマンスの向上を第一に高い集中力や努力が必要とされるdeliberate practice「計画的練習」と、幼少期の楽しさの獲得を目的としたdeliberate play「計画的遊び」の両理論から、トップアスリートの熟達化要因の解明に取り組むことである。初めに、熟達過程において重要なかかわりが予想されるキーワードから、これまでの競技経験や環境を問う調査票と競技者の特徴的な経過を見出す効果的なインタビュー項目の作成を行った。次に、プロテニスプレーヤー(国際大会、全国大会上位入賞者)3名に対し競技環境調査票とインタビュー調査を実施し、得られた回答から各成長段階における主要要因の抽出と練習の質と量に関する傾向を細分化した。最終的に、獲得したデータとdeliberate practice・deliberate playにかかわる先行研究との関連性から、一流女性テニス競技者特有の熟達過程の把握、他分野・競技との比較からの考察など新たな解釈の可能性を示した。

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© 2016 一般社団法人 日本体育学会
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