主催: 一般社団法人 日本体育学会
会議名: 日本体育学会第67回大会
開催地: 大阪体育大学
開催日: 2016/08/24 - 2016/08/26
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文部科学省の調査によると長期的にみると、握力及び走、跳、投能力にかかる項目は、体力水準が高かった昭和60年頃と比較すると、中学生男子の50m走(スピード)ハンドボール投げ(巧ち性・筋パワー)及び高校生男子の50m走を除き、依然低い水準になっている。大学生の健康づくりのために自身の筋肉量や運動機能状態を正しく把握する必要がある。そこで本研究は、大学生の生活様式の違いに焦点を当てながら体力や健康状態を整理した下肢運動機能を観察する。対象とする大学生に対して椅子座位姿勢から起立までの動作を計測台に搭載した荷重センサーで起立運動時のスピード、パワー、重心が安定するまでの時間を測る。さらに生活様式において身体活動量の高い群と低い群を対比し、スピード、パワー、バランスの運動機能の要素を用いて考察した。