日本体育学会大会予稿集
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第68回(2017)
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一般研究発表(04) 運動生理学
04生−09−ポ−16(16) 女子大学生を対象としたAdvance Glycation End-Products(AGE)値と筋力との関連について
*中島 早苗
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p. 138_2

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抄録

【背景】体内で余分なタンパク質と糖が合成してできる有害な構成物であるAdvance Glycation End-Products(AGE)は自然の状態でも体内でつくられるが、これらが過度に蓄積されていくと、AGEの蓄積が骨粗鬆症、アルツハイマー、動脈硬化、皮膚老化などの原因の1つとして関与するという報告がある。また体内AGEは加齢とともに蓄積するといわれおり、数多くの疾患や老化に進展に関与する報告がある。またAGE値と筋力には相関があるという報告もある。しかし、現時点では特に若年層におけるデータが少ないため、生活習慣病等のリスクが高いとされる年齢層の数値と比較対象となりうるデータが少ない。【目的】女子大学生を対象としたAGE値と筋力を測定し、その関連を調べた。【方法】皮膚のAGE蓄積量を測定することで、体内のAGE蓄積を測定することを応用化したTruAgeスキャナー(Diagnoptics製)を用いた。筋力は握力及び背筋力を測定した。【結果】AGEは若年層の測定値として年相応の数値であり、女子大学生におけるAGEの測定値と筋力には相関がなかった。

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© 2017 一般社団法人 日本体育学会
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