日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第69回(2018)
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シンポジウム
体育科教育学の性格:体育科教育学と体育科教育法の関係に着目して
森 敏生
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p. 52_2

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抄録

 体育科教育学の性格は学問としての成立過程において探求され、「体育科教育学」と題する著作物で論及されている。そこには次のような論点ある。第一に、教員免許科目である体育科教育法や教材研究の科学的体系性や科目担当者の専門職性の確立、第二に、教育学や教科教育学の構想を母体とし、体育諸科学に基礎づけられた独立分科学としての成り立ち、第三に独自の学問として成立するための固有の研究目的・研究対象、研究領域・研究課題の体系、研究方法の探求と明確化である。体育科教育学と体育科教育法の成立基盤は現実の社会で学校を中心に営まれている体育科教育実践であり、実践の変革・創造への社会的・時代的要請である。よって第4の重要な論点として、体育科教育学の学問的探求と体育科教育実践の現実問題との不可分の関連性があげられる。この関連性は、実践の具体現実性に根ざしながら現実を変革・創造する実践的・臨床的科学としての体育科教育学の確立、体育科教育学の探求者による学問的成果と課題を基盤とした体育科教育法の構成と指導、実践の変革・創造の主体としての専門職性と専門的力量を自己形成する教師の養成によって成り立つものである。

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