日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第69回(2018)
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一般研究発表(02) 体育社会学
02社-24-口-12 日本中学校体育連盟の財務状況に関する分析
1989年の財団法人化のプロセスに注目して
*中澤 篤史
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p. 81_3

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抄録

 発表者は、日本の学校運動部活動が歴史的にどのように形成され、拡大してきたのか、そして現在においてどのように維持されているか、というその形成・拡大・維持過程を探究している。本発表の目的は、その一環として、日本中学校体育連盟の財務状況の推移を、とくに1989年の財団法人化のプロセスに注目しながら明らかにすることである。日本中学校体育連盟(中体連)は、中学校運動部活動の競技大会を運営する団体である。では中体連は、競技大会に必要な資金をどのように集めたのか、その財務状況はどのように変遷してきたのか。また中体連は、1989年に任意団体から財団法人へと変わったが、そのプロセスで財政的基盤をどのように整えたのか。先行研究が十分に検討できていないこの問いに、本発表は取り組む。資料は、日本中学校体育連盟の年度報告書『会報』などを用いる。

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