日本静脈経腸栄養学会雑誌
Online ISSN : 2189-017x
Print ISSN : 2189-0161
特集
がん患者のリハビリテーションと栄養
谷口 正哲
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 30 巻 4 号 p. 937-940

詳細
抄録

がんの発症から宿主の死亡まで、がん治療の全経過を通じて様々なリハビリテーションが適用される。その有用性が確認され、法律上も医療保険制度上も施行が推奨されている。栄養療法との併用も有用であり、特に前悪液質・悪液質期における筋委縮とADL 低下については摂食・嚥下訓練による摂食量の増加、運動療法と充分なタンパク補給の併用による筋委縮の改善が示され、今後の普及・標準化が期待される。

著者関連情報
© 2015 日本静脈経腸栄養学会
前の記事 次の記事
feedback
Top